災害大国日本の現状を救いたい
災害大国の日本では、毎年のように地震や水害といった災害に見舞われています。ダイヤサービスではドローン事業をスタートしたときより、災害分野でのドローン活用を目指してまいりました。そしてこれを「ドローン×AI×スマートグラスによる次世代救護支援システム」という形で具現化いたしました。
3rd-EYEとは
「3rd-EYE」は、自律飛行するドローンからの映像で要救助者をAI認識し、それをスマートフォンにリアルタイム表示させることからスタートしました。この機能にアドオンする形で、近未来の要救助者支援サービスが完成いたしました。「3rd-EYE」は、スマートグラスに拡張/複合現実機能を利用して要救助者を映し出すものです。
複合現実により救助隊員が装着するスマートグラスにその状態をリアルタイム表示させることに成功しました。これにより、指揮本部と捜索隊が映像を共有することが可能となり、現場での救助活動をスムーズに行うことが可能となると共に、夜間の捜索時や目視できない場所の捜索が容易となりました。
3rd-EYEの特徴
(1) ⺠生用ドローンの自律飛行で要救助者を AI 検知
ドローン専門のパイロットでなくても容易に扱えるよう、⺠生用ドローンの自律飛行を前提としました。これにより現場へのドローン導入が格段に行いやすくなりました。
(2) AI 検知の結果を指揮本部設置や捜索部隊にリアルタイム配信
ドローンで撮影した映像を AI がリアルタイム解析し人影を抽出。捜索隊員は映像でその状態を確認しながら救助に向かうことができます。
(3) 指揮本部用タブレット上でスマートグラス映像やドローン映像を切り替え
指揮本部が正確かつ速やかに現場の状況を把握できるよう、ドローン映像や最前線の隊員のスマートグラス映像を選択できます。指揮本部で表示中の映像は、各隊員のスマートグラスにも配信されます。
ドローン映像 | 隊員1眼前映像 | 隊員2眼前映像 |
(4) スマートグラスが直感的に要救助者の位置を表示
表示をスマートグラスの現在位置と方位に連動させることで、今見ている景色のどこに要救助者が
いるのかが分かります。直感的な表示によって、隊員間の情報伝達ミスが無くなります。
(5) 地図表示機能
地図には隊員の現在位置がリアルタイム表示されるので、別動隊の行動を常に知ることができます。また、隊員の軌跡が表示されることで一度捜索を行った場所が分かるため、同じ場所を二度捜索するということが無くなり、効率的に捜索が可能となります。
実証実験の様子
サービスの有効性を確認するため、消防隊の皆さまに実際にご利用いただきました。想定以上に良い反応を頂いております。
想定される使用例
- 水害時の救助活動
- 夜間時の救助活動
- 土砂崩れ等の人が入りにくい現場での救助活動
開発体制
メーカー | 株式会社ロックガレッジ |
代理店(本ソリューションの運用、 データ取得、販路開拓サポート、導入サポート含む) | 株式会社ダイヤサービス |
パンフレットはこちらからダウンロード可能です。
納入先
2022年4月、千葉市消防局に納入いたしました。