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8割が自動飛行になるドローンの運用会社に求められること

一般的な話として、ドローンはその8割が自動飛行になると言われております。この予測は私も正しいと思っており、むしろそうでもならないと業界として盛り上がってこないと思っています。業務改善のためにドローンを取り入れながら優秀なパイロットを雇っていたのでは、ビジネスとして成り立ちませんので。

さて、8割が自動飛行となった場合、ドローンを運用される企業には何が求められるようになるのでしょうか?まずこれまでを振り返ってみますと、手動での飛行がベースであり、航空法を遵守するとなかなか好き勝手にはドローンを飛行させることはできず、結果的に人払い等を中心とした安全管理が求められてきました。では、今後はどうなるのか?万が一を起こさないための安全なドローンの運用方法、そして万が一が起きてしまった場合の速やかな対処方法が求められてくるのではないでしょうか?

万が一を起こさないための安全なドローンの運用方法とはすなわち、航空法ほかに対する深い知識と、しっかりとした管理方法のスキルに繋がっていくと思います。整備に関するスキル、運用に関するスキル等、まさにオペレーション部分の管理が大切になってくるはずです。

当社ではこの流れを早くから察知しており、現在あらゆる改善活動を進めております。例えば、FISSへの登録の他に社内飛行申請というルールを作成したり、手順書の作成とそのチェックリストの作成等が挙げられます。そしてこのあたりのノウハウは、エアライン業界にいた当社スタッフたちから知恵を出しあってもらいながら、作成をしております。これは、空のサービスに関わってきた彼ら・彼女らだからこそできることだと考えています。

私はそれをベースに、システム化を進めるという取り組みを行っております。当社ではMicorsoft365を導入しておりますので、Microsoft Formsでチェックリストを作成し、それをワークフロー化するという取り組みです。これにより当社のフライト現場ではスタッフが皆タブレットを所有し、タブレット内でチェックを行うという流れができつつあります。

エアライン業界はすでにある程度ガイドラインや手順書、チェックリストといったものが完成されており、それらに基づいて「しっかりと」ダブルチェックなどをしながら進めていくというオペレーションです。かたやドローンの業界は、まだまだ何もないに等しい状態です。ゼロベースで運用方法をトライ・アンド・エラーを繰り返しながら構築している段階です。当社はこの分野で先頭に立って改善を進め、業界全体が盛り上がっていくことに寄与していきたいと考えています。

そして、最終的にドローンを運用されるのは当社ではなく、企業の皆さまです。企業の皆様の下にはエンドユーザー様がおります。ここで必要になるのが、ドローンに関する運行知識や経験だけではなく、カスタマーサービスになります。最終的に企業の皆様に私たちのノウハウを全て吸収いただき、サービスとして成立させるところまで指導を行うのが当社の役目です。それができたとき、当社のこの業界での役目は終了となります。その先何をするかは、、、また今度時間のあるときに書きたいと思います。

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