社長ブログ

万が一の際の事故に備えるDEC (Drone Emergency Care)

いよいよ自律飛行によるドローンの運航が目立ってきました。長野県伊那市や山梨県小菅村等では、ドローンによる物流が半分サービスインしたような感じです(厳密にはまだまだ補助金等の範囲での活動なのでしょうが・・・)。

手動による飛行から自動の飛行に変わると、パイロットや運航チームに求められるリスクヘッジも実は変わってきます。これまでは操縦そのものの技量や、人払いによるリスク管理が主なリスク回避でした。しかしながら自律飛行となると、操縦の技量ではどうにもならないことが多いです。つまりこれからは、これらに加えて事故が起こってしまった場合の速やかな応急手当の装備とスキルが必要になってくると思っています。(空飛ぶ以上、いつかは落ちますので。)

そしてそれを踏まえるかのごとく、2022年度より、ドローンによる負傷事故発生時、従事者は負傷者救護に駆けつけることが航空法に明記されます。これからのドローン従事者には、まさに急処置の装備とスキルが必要不可欠になります。

そこで当社では、これまでの数々のドローンの運航経験に加えて当社スタッフたちのスキル(看護師、客室乗務員、グランドハンドリング)を組み合わせ、事故が起こってしまった場合の応急手当の講習とキットの販売をご用意いたしました。これがDEC(Drone Emergency Care)です。

DEC応急手当講習では、洗い出されたドローンの現場で起こりうるケガに速やかに対処する術を体系的に学ぶことができます。刺し傷・擦り傷・指の切断・やけど・熱中症などなど、全部で20項目以上にも渡ります。世界中を見渡しても、ドローン活用のための応急手当講習は他には無いと思います。皆さまお忙しいと思いますので、事前にオンラインで予習を行って頂くことで、実技1日で最低限の応急手当を学べるよう工夫をこらしてあります。講習の最後に行う簡単なテストに合格いたしますと、DEC応急手当講習認定証(有効期限:2年間)が発行されます。なお、DEC応急手当講習は弊社が運営するドローン管理団体「ドローンオペレーションサービスアライアンス(DOSA)」の傘下講習団体で行います。ご希望があれば、企業様に出向いての出張講習も可能でございます。

またDECキットは、上記応急手当で必要なアイテムをまとめたキットになります(薬事法の関係上、一部お客様ご自身で準備頂く必要のあるアイテムあり)。同じアイテムでも違う種類のものを何種類も取り寄せ、1点ずつ確認して一般の方でも使いやすいものをチョイスしました。DEC応急手当講習では、このDECキットで用意したアイテムを主に使用いたします。

気になるお値段ですが、この事業で大儲けしたいのではなく、ドローン産業がしっかりと成長していって欲しいとの思いからかなり思い切った価格にいたしました。

  • DEC応急手当講習:18,000円/人(税別)
  • DECキット:18,000円(税別)

さらに、DEC応急手当講習とDECキットの両方をお申し込みいただくと5%オフになるようにいたしました。DECキットのみの販売も行いますが、装備はあってもいざという時に使えないとなりますと、持っていないことと同じになってしまいます。是非、講習とキット、両方でお申し込みをいただければと思います。

DEC応急手当講習の詳細についてはこちらをご覧ください。

DEC応急手当講習(DOSAのサイトへ)

DECキットについては、公式オンラインショップをご参照いただければと思います。

DEC公式オンラインショップ

ドローン従事者の皆さま、DECをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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