社長ブログ

諦めずに最後までやり抜く力

またまた更新が滞ってしまいました。この数ヶ月、色々ありましてブログ更新どころではなかったという言い訳からまずしたいと思います。

実は5月末、実弟が急病となり、臓器移植が必要ということになりました。出張先でこの話を最初に聞いたとき、一瞬は絶望感に浸りましたが、1日も経たないうちに「俺がドナーになる」と強く心に決めていました。自分の家族には、黙って首を縦に振ってくれぐらいの勢いで有無を言わせず、腹を決めて実家に連絡。6月は検査検査の連続でほぼ仕事にならず、一方で余命幾ばくもないとのことで7月前半には移植手術となりました。当初説明では「術後2〜3週間で退院、その後1ヶ月は自宅療養で、その後に少しずつ社会復帰」と聞いておりました。が、何ヶ月も仕事しないまま会社を継続できるような規模ではありません。実は手術後6日で退院、翌日から会社に行き、その2日後には出張まで行っておりました。

そこまでして出張に行かなければならなかったのには、2つの理由があります。1つは、零細企業ですので目の前にある仕事は確実にこなしていかないと売り上がらないため、そしてもう1つは、大きなプロジェクトに関わらせていただいておりどうしても成功させたかったため、ということです。

8月後半にもなるといよいよプロジェクトも佳境で、出張三昧な日々となりました。本当であればスタッフの皆にも同行してもらって、少しでも早く、少しでも楽して対応したかったのですが、さすがに負担が大き過ぎます。ここは自分が頑張るしか無い、そう決めて9月末まで乗り切りました。(途中、このプロジェクトだけではなく、ゴルフ練習場やゴルフ場の測量案件、補助金対応の実証実験なんかもあり、あちこち飛び回っておりました。)

が、努力の甲斐も虚しく、プロジェクトを9月末で終わらせることができず、10月も引き続き対応することに・・・。一瞬「マジか」と思いましたが、でもここまで関わってきておいて何らかの理由をつけて逃げるのは絶対に嫌だ。どうしても最後まで関わって、ハッピーな状態で終えたい。10月はとにかく死物狂いで対応しました。日中はフライトや技術支援、夜はホテルで書類作成の毎日でとにかくハードでしたが、最後の最後に一気に問題点が次々に解決でき、無事に10月中旬、世界初のプロジェクトを終えることができました。

とにかく最後まで諦めたくなかった。任せていただいている以上、責任感を持って対応したかった。その一心というか、意地だけで取り組み、どうにかプロジェクトを成功裏に終えることができ、安堵しております。一方で事務所のほうの業務が疎かになり、スタッフにはかなりの負担をかけたと思います。リモートでのコントロールの難しさを痛感しました。

さて、少し一休みしたいところですが、おかげさまでこの後も業務が目白押しです。仕事があることに感謝しつつ、まずはしっかりと年内の業務に取り組んでいきます。

ということで、何が言いたいのかよく分からなくなってしまいましたので、このあたりで今日は終わりにしたいと思います。ではまた次回。

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